「年内に契約してもらって本当に感謝です」
巨人にとって上原は功労者であり、将来的にコーチとして入閣させるプランもあると見られる。もし支配下登録されていればプロテクトリストに含めていた可能性が高く、その分、他の選手が1人リストからあぶれることになる。
リスト提示直後に再契約したことで、上原はプロテクト枠を使うことなく人的補償の対象外となった。こうした事情から巨人に対し、一時的な自由契約はいわゆる「プロテクト外し」の目的があったのではないかという声がネット上などであがり、14日にJ-CASTニュースでもこうした見方を取り上げている。
「(他球団は)上原欲しいなら人的補償とは別に取れたじゃん自由契約なんだから」という声もあるが、上記のとおり上原は手術をしたばかりで、獲得しても来季への調整が不透明な部分もあった。
上原は今回のブログで、「球団がどう考えていたかは、自分には分かりませんが」と留保しながらも、疑惑に反論した形となった。「自分の中では、キャンプでのテストを覚悟していただけに、年内に契約してもらって本当に感謝です。膝が良くなるように、これからの時間が大事になってくると思います。1日1日を大切に、コツコツと頑張っていきます。またこれからも、応援していただけると嬉しいです。よろしくお願いします!」と来季以降に向けて決意をつづっている。