ラグビーファンじゃないあなたも、日本選手権決勝を見るべき理由 世界トップ2人の「世紀の左足対決」を目撃しよう

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「オレ、『二刀流』なんでね...」と、大谷翔平ばりのコメント

   カーターは、2017年の取材に際し、一部の記者から「ボウリングをしている写真があったのだが、よく見てみると、右で投げていた。正確無比の『左足キック』なのに、利き手は右なのか?」という質問が飛んだ。

   この問いに対して、カーターは、

「そうなんだよ。ペンも右手で持つし、箸も右利き。唯一の例外は、ビリヤードかな(キューを右手で押さえて左手で突く)。でも、フットボールは全部、左足なんだ。オレ、変でしょ?」

とコメントし、大谷翔平ばりの「二刀流」で、取材陣の笑いを誘った。

   一方のギタウも、負けてはいない。

   今年12月8日に行われた準決勝。サントリーは、清宮克幸監督が率いるヤマハ発動機(以下、ヤマ発)と対戦した。両チームとも実力が拮抗し、後半40分を終わって、25-25の同点。トーナメント戦のため、サドンデスでの延長戦となった。

   サントリーは、ヤマ発陣内に突入。その中で、相手が反則を犯したことにより、サントリーがペナルティーゴール(PG)を勝ち取った。

   そのキッカーが、ギタウだった。約40~50メートルあろうかという距離だったが、カーターと同じく「正確無比な左足」からのゴールで28-25。相手のヤマ発を率いる名将・清宮監督も、悔しさのあまり、目を真っ赤にした。

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