金融庁の監督指針によると...
住信SBIネット銀行の公式サイトには「個人情報保護方針」が記載されており、情報は「お客さまの同意がある場合」以外は第三者提供をしないとのことだ。特定個人情報等においても、「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律で定める場合」を除き、第三者への提供はされないという。なお金融庁が公開している「主要行等向けの総合的な監督指針」によれば、個人情報の管理に関して、以下のような記載がある。
「検査結果及び不祥事件等届出書等により、顧客等に関する情報管理態勢に問題があると認められる場合には、必要に応じ、法第 24 条に基づき報告を求め、重大な問題があると認められる場合には、法第 26 条に基づき業務改善命令を発出する等の対応を行うものとする」
(12月14日15時45分追記:記事の一部を修正し、以下を追記しました)
住信SBIネット銀行は12月14日午後、「お客さまの情報漏えいのご報告とお詫び」と題した文章を公式サイトに掲載した。これによると、口座開設の手続きにおいて、Aさんに返却すべき健康保険証のコピー、住民票の写しをBさんに、Bさんの住民票の写しをAさんに誤送信してしまったという。漏えいした個人情報は住所、氏名、性別、生年月日。
当事者らには、早急に事実関係の説明およびお詫びをする予定。ほかに同様の事態が発生していないかの確認を進めているが、現時点では確認されておらず、顧客からの申し出もないという。
同行は「原因究明を速やかに行うとともに、個人情報の管理の徹底、及びチェック体制強化の対策を実施し再発防止に努めて参ります」としている。