「上司の捨て方を教えて」 墨田区ごみ分別botの「回答」が秀逸

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効果はてきめん「電話での問い合わせや、間違ったごみの排出が減りました」

   筆者も試しに「座椅子」「夢」「希望」などいろいろ入力してみた。「座椅子」の分類はもちろんのこと、「夢」「希望」にはガンジーやマルティン・ルターの言葉を引用した回答が返され、少し心に刺さるものが......。

   同係長によれば、回答はすみだ清掃事務所の担当者が作成、ごみ分類に関する返答は約3万語で、そのほかのものは200パターンほどあるという。ごみ関係でないものは同じ質問でも回答が複数あるものもあり、アトランダムに回答が選ばれているとのことだ。

   しかしなかには「その質問は良くわからないニャ」と返ってくるものもある。係長によれば、NTTドコモからは毎月回答できなかったもののリストが送られ、そのうち回答を作成すべきものを選別、翌月ごろに反映し回答率を上げているという。イベントで周知活動を行った際には「すごく便利」「これからも使います」といった声が聞かれるといい、

「(本サービスにより)電話での問い合わせや、間違ったごみの排出が減りました。また24時間365日対応可能なので、勤務時間外や休日(日曜日)も対応できるようになりました」

と、係長は話している。

   なお、本サービスは東京23区では初の試み。他自治体では横浜市が17年3月から同様のサービスの実証実験を開始、18年4月から本格運用している。案内キャラクターや回答は墨田区のものとは少し異なる。

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