サイト運営会社「誤解を与えるプラン」
同プランは楽天トラベルに加え、「じゃらん」にも掲載されているのが確認できた。プラン名、プラン内容、説明文は両者同じだった。
こうしたプランに何か問題はないのだろうか。楽天トラベルを運営する楽天(本社・東京都世田谷区)に10日、問い合わせたところ、広報担当は翌11日、
「弊社のコンプライアンスに抵触するため、速やかにプランの取り下げを要請しました。楽天トラベル宿泊予約を扱うサービスですので、そもそも宿泊を前提としていないプランを掲載するのは適さないと判断したためです。現在は取り下げられ、当該プランが掲載されていない状態になっております」
と回答。確かに同日時点で、サイトから「実際は泊まらないプラン」は閲覧できなくなっていた。
カラ出張の記録用に使うためのプランだったのではないか、という指摘については
「そのような意図で掲載されたプランではなかったと認識しております。ただ、そういった誤解を与えるプランですので、掲載は取り下げてもらうよう要請しました。ホテル側としては、『ユーザーの要望があって作成したプランである』ということでした」
と答えた。「要望」の詳細は明かしてないという。担当者は「このようなプラン掲載がないよう、再発防止に努めてまいります」と話していた。
「じゃらん」を運営するリクルートライフスタイル(本社・東京都千代田区)の広報担当も10日、取材に対し「規約違反の可能性がありますので、弊社から宿泊施設にご連絡させていただきます」と回答。規約は外部に公開していないため、詳細は答えられないとした。翌11日、やはり「実際は泊まらないプラン」の掲載は取り下げられていた。
J-CASTニュースは13日、改めてホテルに、両サイトでプランを取り下げた理由を尋ねたが、「サイト側から取り下げてくれと言われたので」という答えのみだった。