買春で1年間の出場資格停止中のバスケットボール男子代表・今村佳太選手の早期復帰に向けた署名活動が中止となった。実施していた所属クラブの新潟アルビレックスBBが2018年12月13日、公式サイトで発表した。
クラブは「多くの皆様より厳しいご意見をいただきました」としてお詫びした。
「引き続き今村選手の活動をサポート」
騒動の発端は、インドネシア・ジャカルタでのアジア大会中に、今村選手ら日本代表4人が歓楽街を訪れて買春におよんだためだ。
日本オリンピック委員会は2018年8月19日付で4選手の日本代表認定を取り消し。日本バスケットボール協会は8月29日、1年間の公式試合出場停止処分を科すと発表した。
しかしクラブ側は、
(1)今村選手は騒動以降、社会貢献活動や研修を積んでいる
(2)クラブが加盟するBリーグの大河正明チェアマンから温かい言葉が寄せられた
として、早期復帰に向けた署名活動を12月9日から始めた。
新潟アルビレックスBBの営業部担当者は11日、J-CASTニュースの取材に、署名活動はクラブからBリーグへの提案で決まったと明かしていた。ファンからの苦情が多数寄せられたというが、「真正面から受け止めています」とも話していた。
だが取材から2日後の13日、クラブは一転して、公式サイトで署名活動の中止を発表。小菅学社長とスタッフの連名で「署名にご賛同いただいた方々が多数いらっしゃる一方で、多くの皆様より厳しいご意見をいただきました」としてお詫びした。
今後については、「関係各所とさらに密に連携を取り、引き続き今村選手の活動をサポートしていく所存です」としている。