年末恒例イベントとなっている「今年の漢字」。
本日、2018年12月12日、京都・清水寺の舞台で揮毫(きごう=文字や書画を書くこと)により、発表され「災」という文字が選ばれた。
全国的に地震、豪雨、台風、猛暑などの自然「災」害の脅威を痛感した1年
同イベントを主催する公益財団法人・日本漢字能力検定協会(以下、漢検)によると、
「今年は『北海道胆振東部地震』、『大阪府北部地震』、『西日本豪雨』、『台風21号や24号の直撃』、『記録的猛暑』など自然『災』害が多発した年だったので、国民の多くがこの字を選ばれたのでしょう」
と分析する。
「また『災』害経験から、全国に防『災』意識が高まり、多くの人が自助共助の大切さを知った年でもあります。加えて『仮想通貨流出』や『スポーツ界でのパワハラ問題』、『財務省決裁文書改ざん』、『大学不正入試問題』などの事件が発覚したことも理由です」
と付け加えた。
因みに今年の応募総数は、19万3214票。「災」が2万858票だったが、以下、ベストテンは次の通り。
・2位=「平」(1万6117票)
・3位=「終」(1万1013票)
・4位=「風」(4212票)
・5位=「変」(3893票)
・6位=「暑」(3785票)
・7位=「大」(3610票)
・8位=「最」(2778票)
・9位=「新」(2753票)
・10位=「金」(2429票)
となっている。