プロテクトから外れる若手投手は?
投手陣でプロテクトが確実視されるのは、上記の藤川、能見に加え、復活が期待される藤浪晋太郎(24)。これに桑原謙太朗(33)、岩貞祐太(27)、秋山拓巳(27)、岩崎優(27)、小野泰己(24)らが続き、ここ2年のドラフト上位指名の馬場皐輔(23)、才木浩人(20)らもプロテクトされるだろう。
青柳晃洋(24)、高橋遥人(23)、望月惇志(21)、浜地真澄(20)ら若手投手陣のプロテクトも十分考えられるが、野手陣とのバランスを見ての判断となる可能性が高い。
今季のオリックスは、20試合以上を投げ、規定投球回数に達したのは西投手と山岡泰輔投手(23)の2人だけ。来季の先発候補として、アンドリュー・アルバース(33)、田嶋大樹(22)、ブランドン・ディクソン(34)らが挙げられるが、駒不足は否めない。オリックスが来季に向けての大きな課題となるのは、先発投手陣となる。
9日に収録された「戦え! スポーツ内閣」(MBS系)に出演した阪神・矢野燿大監督(50)は、28選手のプロテクトに関して「(リスト作成は)本当に難しい。意外に28人って少ないんで。痛い選手、とられる可能性が高いです」と吐露。リストから外れるのは、ベテランか、それとも若手か。オリックスVS阪神の心理バトルから目が離せない。