東京ディズニーランド(TDL)の「トゥーンタウン」エリアにある「木箱」が撤去――。
この木箱は取っ手がついており、ふたを開けると音が鳴る。これが撤去されてしまったというツイートが2018年12月7日ごろから拡散している。木箱はなぜ撤去されたのか、J-CASTニュースは東京ディズニーリゾート(TDR)の運営会社「オリエンタルランド」を取材した。
ツイッター「悲しいなぁ」「子供とかが可哀想」
この木箱は本来、開けて遊ぶもの。しかし、ふた部分に「NO STEP」と書かれているにも関わらず、インスタグラムなどのSNSでは、ふたの上に立ったり座ったりする来園者が散見される。ツイッターでは、木箱の撤去に対して悲しみの声が上がる一方、このようなマナーの悪い来園者が原因で撤去されたのではないかとの憶測が出ている。
「悲しいなぁ インスタ映えなんて嫌いだー!」
「木箱は蓋を開けて音を楽しむもので、座るものではない。こんなマナーの守れない奴等のせいでなくなるのは嫌だ」
「トゥーンタウンの木箱ついに無くなっちゃったんだ 普通に楽しんでた子供とかが可哀想」
同時にツイッターでは、東京ディズニーランドにおけるマナーに対して、関心が高まっている。今年は4回ディズニーに行ったというツイッターユーザーの「もぐ鍋(@MOGUMOGUdrop)」さんは、12月8日、ディズニーの公式ルールではないが、守ってほしいディズニーでのマナー(シンデレラ城前で座り込まない、など)をイラストでまとめている。この投稿は10日13時時点で9万件超のリツイートを獲得、話題を呼んでいる。
木箱の再設置は「今のところは未定」
では、実際のところはどうなのか。
18年12月10日、J-CASTニュースの取材に応じたオリエンタルランドの広報担当者によれば、木箱が撤去されたのは18年11月20日だという。担当者は撤去の理由に関して、
「木箱に限らず、安全性や劣化の面で修繕を行っているので、その一環です」
と回答した。現在、木箱が置いてあった場所は植栽で囲ってあるという。
ツイッターでは、取っ手がなくなり、テープで蓋が開かないようにされた木箱も見られたとの報告がある。広報担当者はそれに関しても「改修工事の対応の一環です」と回答。今後、再び木箱を設置するかに関しては、
「今のところは未定です」
と話している。