頭部死球をネタに「おふざけ実況」... フジ「珍プレー」番組に批判殺到

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   「全然笑えない」「人が死ぬかもしれないんだぞ」――。2018年12月8日放送の「中居正広のプロ野球珍プレー好プレー大賞」(フジテレビ系)のワンシーンに、インターネット上で批判や疑問の声が相次いでいる。

   問題視されているのは、番組側が頭部死球を「珍プレー」として紹介したこと。ボールが直撃する瞬間に「ドカ~ン!」というナレーションを入れるなど、危険なプレーを茶化すように扱っていた。

  • 頭部死球は「珍プレー」なのか
    頭部死球は「珍プレー」なのか
  • 頭部死球は「珍プレー」なのか

「ハッハッハッ、痛いな~」

   番組で紹介されたのは、6月12日の西武-ヤクルト戦、西武の先発カスティーヨ選手の投じた一球が、ヤクルトの中村悠平選手の頭に直撃した場面。この投球は危険球と判定され、カスティーヨは退場処分を受けている。

   死球を受けた中村選手はグラウンドに倒れ込み、球場は騒然。そのまま担架に乗せられ、近くの病院へ運ばれた。結果として、大きなけがを負うことはなかったが、死球の影響で翌日の試合を欠場している。

   このように、一歩間違えれば大きな事故に繋がりかねない危険なプレー。これを、今回のフジ番組は「珍プレー」の1つとして、面白おかしく紹介していたのだ。

   まず、中村選手の頭にボールがぶつかった瞬間、ナレーションを担当するお笑いコンビ「アンタッチャブル」の山崎弘也さん(42)は、

「これもらったよ!あ~、ハッハッハッ、痛いな~!」

とアテレコ。中村選手が頭を押さえてグラウンドにうずくまると、ナレーションでは「頭抱えちゃいたいぐらい(痛い)!」。

   さらに山崎さんは、死球の場面をスロー再生したVTRにあわせて、

「これ見て! 確実に......(直撃の瞬間)『ドカ~ン!』って」

とも実況していた。そのほか、ボールが頭部に直撃する瞬間には、「ドカッ」というコミカルな効果音も流れていた。

姉妹サイト