協会は「自筆&手形」のような形で念書をとった方がいい
大相撲界は近年、「薬物問題」や「賭博問題」、「八百長問題」など、数々の問題が山積してきた。だが、日本国民は「国技」として相撲を応援してきたことも事実である。
その度に、協会は「根絶宣言」なる力士への研修を行ってきた。しかし、同氏は、
「これまでのような(訓示を垂れるだけの)宣言では、まったく意味がない。1人1人に自覚を持たせるためには、もっと具体策を考えないと。でも、抽象的な表現では(力士は)自覚を持たない。印刷した書面にサインするだけでは、ダメ。もっと能動的に、例えば『自分の言葉』や『自筆』で書いたうえで、力士らしく『手形』を押すとか。それを両国国技館の前に張り出して、来場いただくお客さまにも『約束』をするとか」
と、厳しい口調で言い放つ。
「膿を出し切る」と日本国民の前で言い切った相撲協会だが、「出し切る」どころか「ますます化膿している」感が否めない。
来年2019年にはラグビーW杯、そして2020年には東京五輪の開催が控えている。「国技」を謳うならば、海外の方を迎えるにあたり、芯からの「改革」が必要に思えてならない。
(J-CASTニュース編集部 山田大介)