大相撲の幕内・貴ノ岩関(千賀ノ浦)が、冬巡業中に付け人に暴行を加えていたことが2018年12月5日、分かった。日本相撲協会が同日午後、発表した。
貴ノ岩関は、17年10月25日夜から26日にかけ、鳥取県内での巡業後の酒席で、元横綱・日馬富士関から暴行を受けたとして、頭部を負傷した。当時の師匠で元横綱の貴乃花親方(現・花田光司さん)が同年10月末に鳥取県警に被害届提出。同年11月になり暴行が発覚したことで大問題となり、日馬富士関は責任を取り、角界を去ることを余儀なくされた。
同部屋の貴景勝が優勝したばかり
千賀ノ浦部屋といえば、先月に行われた「大相撲九州場所」で小結・貴景勝関が初優勝を飾ったばかり。そんな、祝賀ムードの中で「水を差す」暴行報道に、大相撲ファンからはガックリとした声も上がっている。
各メディアの報道によると、暴行したのは発表前日の4日。日本相撲協会が10月に『暴力決別宣言』したばかりであることに触れつつ、「貴ノ岩には厳罰処分が下る可能性が高い」と報じる社もある。
貴ノ岩関は、2場所全休、今年の春場所から復帰するなど暴行の被害者として世間の注目を集めたが、今度は加害者に。弱い立場である付け人に手を出した事実は重く、協会からの何らかの処分は、避けられない状況だ。
また別の報道によると、協会に対し、
「平手とこぶしで4~5回、殴った」
と話しているという。
元師匠の貴乃花親方(花田光司さん)をめぐっては、角界に引退届を提出、さらに23年間、連れ添った元フジテレビアナウンサー・河野景子さんとも離婚したばかり。また一部で、長男で靴職人である優一氏の不倫が報じられており、元貴乃花部屋関係者の「受難」が続いている。