「契約したことになっていたのか、と驚いた」
NTT東との回線契約時、意思を示していないのにウイルスクリアの利用に関して同様に仮契約の状態になっていた、という経験をした人は他にもいる。J-CASTニュースが話を聞いた30代男性は、回線契約時、
「ウイルスクリアは断りましたが、『フレッツ光を申し込むと自動的に仮契約となる。案内とインストーラーCDを後日送付する』と言われました」
と明かす。
ネット回線開通から約半月後、「まだウイルスクリアのインストールが確認できていない」との電話を受け、契約の意思がないことを改めて告げた。また、「ソフトをインストールしなければ課金されない」と言われたといい、インストールしなかったため料金は発生しなかった。
別の40代男性も取材に対し、回線契約時、「ウイルスクリアのインストール媒体を送付すること」「インストールを行わなければウイルスクリアの費用は発生しないこと」の説明があったと明かす。だが、実際にインストール媒体を送られた際、
「『ご契約ありがとうございます』のような文言が記載されていて、申し込みをしていないにも関わらず契約したことになっていたのか、と驚いた記憶があります」
と話す。
インストールするつもりはない旨をNTT東側に伝えた後、連絡はなく費用等も発生していないという。だが、
「インストールしなければ料金は発生しないと説明されたので、金銭面の心配はありませんでした。しかし、NTTほどの会社が電話口でのテクニックにより、希望していないサービスを契約したことにするものかと正直驚きました」
と不可解さをにじませた。もしITに明るくない人が説明を聞いたら、回線契約にあたって「ウイルスクリアが必須のように受け取る可能性があり、結果的に不要なサービスを契約してしまう可能性があるのではないか、と思いました」と懸念を示した。