NTT東日本でインターネット接続サービス「フレッツ光」を契約したら、自動的にウイルス対策ソフトも「仮契約」されていると案内された――との報告がツイッター上であがった。投稿者は「憮然としています」と不可解さを露わにしている。
同じように、知らぬ間に「仮契約」させられていた経験があるという声が複数出ている。J-CASTニュースはNTT東にどういうことなのか事情を聞いた。
「フレッツ・ウイルスクリアのご契約ありがとうございます」
ツイッターユーザーの「ktgohan」さんは2018年11月30日、フレッツ光の回線を引いた際のエピソードを投稿。契約手続き時、「一緒にフレッツ・ウイルスクリア(=ウイルス対策ソフト)はいかがですか?」と聞かれたが、「いりません」と答えた。ただ、同ソフトの商品案内をすることがあると伝えられた。
すると数週間後、NTT東から電話があり、「フレッツ・ウイルスクリアのご契約ありがとうございます」と断ったはずの同ソフトについて案内され、驚いた。問いただすと、フレッツ光を契約したら「ウイルスクリアも勝手に『仮契約』の状態になる」旨の説明を受けたという。こうした話について、「いまのNTTの営業のやり方なのか、と憮然としています」「みなさん気をつけてください」と不可解さを示した。
「ktgohan」さんに12月3日、J-CASTニュースが話を聞くと、フレッツ光に申し込んだのは10月下旬。その後、開通の案内をする文書が送付されたが、「『フレッツ・ウイルスクリア』をお申し込みのお客さまへ」と書かれた書類も同封されていた。そこには
「ご契約回線から所定の手続きをしていただくと(編注:ウイルスクリアの)契約が成立し、料金が発生します。お申込日の翌月末時点で、お手続きをされていない場合、順次お申し込みの取り消しをさせていただきます」
と記載があった。
「ktgohan」さんは、「申込の意思を示していない」ことや「『所定の手続き』をしていない」ことから契約は成立しないと解釈した。実際、ウイルスクリアの料金がかかることはなかった。また「電話で明確に『いらない』と返事をしました。このあと架電はありません」という。