JR側「状況に応じて判断した」
JR東日本八王子支社広報課の担当者は12月3日、取材に「状況に応じて判断をさせていただきました」と話し、対応に問題はなかったとしている。J-CASTニュース編集部の取材に、「安全を確保した上で行わせていただきましたし、人員の配置もしっかりとさせていただいている」と答えた。
なお、労組は12月1日発行の機関誌で、
「(今回の件は)安全配慮義務を欠いた行為であり『究極の安全』(編注:同社経営ビジョンのコンセプト)から逆行していると考えるが、会社の見解を示すこと」
「異常時等における旅客への協力要請においては、人命に係わる事象以外には行わないこと」
などを会社に申し入れたと伝えている。
(12月4日11時40分追記)JR東日本八王子支社広報課の担当者は12月3日の取材時に、乗客がシカの撤去作業に協力したことを否定しなかったが、記事配信後の4日9時50分過ぎ、 「(乗客が)線路に降りたのは事実ですが、シカを撤去したというところまでは至っていない」 と改めて連絡があった。