日本相撲協会退職から2ヶ月。元貴乃花親方の花田光司さん(46)の今後に注目する声が各方面で高まっている。
上がっている声はおおむね2パターンで、1つは花田さんの収入源を心配する声。もうひとつが今後、どのような仕事に就くかを予想する声だ。
「政治家転身説」と「タレント転身説」は多いが...
2018年11月30日に開かれた囲み会見で、花田さんの母で女優の藤田紀子さん(71)は、花田さんの家計の状況について心配の気持ちを吐露。早く収入のある仕事に就けるようにと毎日祈ってます」と、息子の今後をおもんぱかった。
そんな中、花田さんの「再就職先候補」として注目されているのが国会議員だ。19年夏の参院選に立候補する可能性は、マスコミ各社が報じている。花田さんが相撲協会に退職届を提出したのは18年9月25日だが(受理は10月1日)、9月27日、28日には夕刊紙3紙が早速、立候補の可能性を報道した。また、10月4日に元文科相の馳浩衆院議員と会談したことも、出馬説を加速させる一因となった。
だが、10月12日放送の「直撃LIVE グッディ!」(フジテレビ系)のVTRで花田さんは、政界進出について否定。併せて、相撲解説者への転身も「全くないです。断言します」と否定した。加えて、11月30日には日刊ゲンダイが、「テレビ、プロダクションが及び腰」との見出しで、タレント転身の可能性の低さを報じるなど、ここに来て、将来を危ぶむ報道も出てきている。
とはいえ、いまなお「出馬観測」は絶えない。12月2日放送の「サンデー・ジャポン」(TBS系)では、医師でタレントの西川史子さん(47)が、花田さんの相撲協会退職と、景子夫人との離婚に言及。「なんでこのタイミングなのか。参院選じゃないか。(花田さんが)出馬するから、(景子さんは)『そのお手伝いはしたくないわ』っていう思いがあるんじゃないかって」との推理を披露している。
8年前のドラマに「校長役」で出演
行く末に注目が集まっている花田さんだが、「タレント」ではなく「俳優」への転身の可能性はないだろうか。一縷の望みとして考えられるのが、2010年7月に花田さんがゲスト出演したドラマ「土俵ガール!」(毎日放送、TBS系)での評価だ。
同ドラマは深夜に放送。女優の佐々木希さん(30)が高校の相撲部コーチ役で主演を務めたことが話題となった同作だが、花田さんは第3話に練習試合の相手となる高校の校長役で登場。自校の相撲部を佐々木さんらに紹介するシーンで登場し、「努力に勝る天才はなし。みんな、頑張ってくださいね」など、本人らしいセリフを披露した。
ゲスト出演とあって短時間の出演ではあったものの、当時のネット掲示板では、「圧倒的な存在感」などの高評価が殺到。「主演の佐々木希を食ってた」といった絶賛の声も上がっていたほどだった。
まさかの「ウルトラC」的転身もありうるか?
(J-CASTニュ-ス編集部 坂下朋永)