ブッシュ元米大統領死去 東西冷戦の終結を主導

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   米国の第41代大統領を務めたジョージ・H・W・ブッシュ氏が米国時間2018年11月30日、死去した。94歳だった。

   1989年、ロナルド・レーガン大統領(当時)の後を受けて大統領に就任。同年、ソ連のゴルバチョフ共産党書記長(同)とマルタで会談を行い、長年続いていた東西冷戦の終結を宣言した。90年、中東でイラクがクウェートを侵攻すると、翌91年に多国籍軍による湾岸戦争を決断して勝利に導いた。

   92年の大統領選では、民主党のビル・クリントン氏に敗れて再選はならなかった。だが長男のジョージ・W・ブッシュ氏が2000年の大統領選で勝利を収め、2期8年務めた。

   ドナルド・トランプ米大統領は12月1日、メラニア夫人と共に声明を発表。ブッシュ氏が大統領として、米国と世界を東西冷戦から平和へと導いた点を称えるとともに、その死を悼んだ。

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