「エイズ免疫の赤ちゃん」が投じた波紋 「深圳だからこそ」、なのか?

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

2億元の資金調達

   イノベーション精神あふれる深圳の科学者による今回の「成果」は、先進的な研究開発と、倫理、道徳規範との関連性を、改めて社会に突きつけた形だ。いくつかの研究分野で不文律の制約があることを知っていながら、まったくその倫理や制約を守らず、やりたい放題。中国の研究開発には現在、こうした大きな問題点が存在する。

   大学側は、賀氏が2018年2月から3年間にわたって休職していると説明した。

   私が調べたところ、賀氏は、2012年7月4日、深圳で、「深圳市瀚海遺伝子バイオテクノロジー有限公司」という会社を設立し、その代表になっている。同社の事業には、バイオテクノロジー開発および遺伝子検査の技術開発などが含まれる。2018年4月、2億元(約32億円)余りの資金を調達した。

   彼の研究開発はこの会社で、この資金を基に完成させたに違いない。具体的な状況はまだ誰にもわからないが。

(在北京ジャーナリスト 陳言)

1 2
姉妹サイト