今年も忘年会シーズンとなり、残りの日数も少なくなった今日この頃。忘年会の余興の準備を始めている方も多いことだろう。そんな中、今年の忘年会の余興の主役になりそうなのが「U.S.A.」のダンスだ。
同曲は1992年にイタリアで発表され、2018年6月に「DA PUMP」がカバー版をエイベックスから発売。10月にはYouTubeでの再生回数が1億回を超えるなど発売直後から大きな話題を集めているほか、12月3日発表の「ユーキャン新語・流行語大賞」の候補語に入るなど、今年を代表する楽曲となっている。
ツイッターでは「U.S.A.」に言及する声が続々
今年を代表する楽曲だけに、11月下旬ごろからツイッター上では同曲に言及するツイートが急増。「忘年会でUSAやるって言ってる人が職場にすでにいるんですけど」など、早くも余興が決まりかけているとする声が続々と上がっているほか、「忘年会用のU.S.A のダンスの練習していますが何か?」と、すでに練習を開始したとのツイートも。
それらを反映してか、6月にエイベックスが公開した同曲の「ミラーバージョン」の再生回数は11月26日時点で2000万回を超えており、ダンスを覚えようとした人が大量に押し寄せたことが推測される状況となっている。
ただ、各地で「U.S.A.」の練習が進む中、同曲を余興のコンテンツとすることを良しとしないツイッターのユーザーからの声も続々だ。
「U.S.A.反対派」や「消極的賛成派」も続々
「『U.S.A.』という名の罰ゲームが忘年会で...?」と、同曲が選ばれることが憂鬱だとするツイートや、「入社1年目は出し物やらなきゃいけないらしいんだけどU.S.Aかよ...」と、練習が面倒だとする書き込みも。さらには、「USAが流行ってくれたから裸芸をやらなくてよくなった」と、「消極的賛成派」とでもいうべき声も上がっている。
実際、近年は忘年会における裸芸が「ハラスメントである」(強制・自発ともに)との意識も向上。また、裸芸でなくても2016年は同年に大流行した「PPAP」の披露を強制される「ピコ太郎ハラスメント」なる言葉が年末にネット上で拡散するなど、余興の強制的な披露に対する反発も広がった。
無礼講となりがちな忘年会だが、そこで披露される余興は遵法意識や他者への配慮がなされる必要がある。節度を持って「カモンベイビーアメリカ」しよう。
(J-CASTニュ-ス編集部 坂下朋永)