秋篠宮さま「聞く耳持たなかった」の重み 大嘗祭への発言に各紙「異例」「波紋」

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「発言は寝耳に水」

   大嘗祭への公費支出は、前回(1990年、平成2年)は約22億5000万円が支出され、今回も政府が4月に支出することを閣議で了解していた。秋篠宮発言は、政府決定に疑問を示されており、NHK(ウェブ版、30日)は「秋篠宮さま きょう53歳に 大嘗祭めぐり政府決定と異なる意見」の見出しで報じた。

   宮内庁には衝撃が走っている。読売新聞(2面)は「異例発言 戸惑う宮内庁」の見出しで、「まさか記者会見で述べられるとは」との宮内庁幹部の驚きの声を伝えている。朝日(2面)も「秋篠宮さま『政教分離』発言 波紋」の記事で、宮内庁幹部の「発言は寝耳に水」との発言を報じた。

   また、西村康稔・官房副長官は30日の閣議後会見で、「あくまで殿下ご自身の個人としてのお考えを述べられたもので、国政に影響を与えるものではないということから、憲法上の問題は生じない」と述べ、大嘗祭への公費支出の政府決定に変更がない考えを示した。

   秋篠宮さまは来2019年5月の代替わりを受け、皇位継承順位1位で皇太子待遇の「皇嗣」となる。

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