入管法の「強行採決」あった?なかった? 菅長官VS東京新聞記者、質疑かみ合わず

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新聞の見出しを見比べると...

   こうしたやりとりは、産経新聞(ウェブ版)も28日夜に報じた。長官会見の動画は、首相官邸の公式サイトで確認できる。

   結局、「強行採決」はあったのか、なかったのか。主要新聞各紙の採決翌日の28日付朝刊(東京最終版)の見出しを比べてみた。強行採決の趣旨の表現が登場するのは、朝日新聞「委員会採決強行」、毎日新聞「与党、採決を強行」、東京新聞「採決強行」だった。朝日新聞は、1面に使った写真説明のなかでも「採決が強行された」と触れていた。一方、読売新聞や産経新聞、日経新聞には登場しなかった。

   また、共産党の機関紙「しんぶん赤旗」(ウェブ版、28日)の見出しは、「自公維、入管法案 採決強行(略)」だった。

   衆院法務委員会と本会議で採決があった27日には、野党6党派が山下貴司法相の不信任決議案を提出、衆院本会議で与党などの反対多数で否決したあと、委員会採決時には葉梨康弘委員長(自民党)を野党議員らが取り込んで抗議して騒然とする一幕もあった。一方、その後の本会議では、大島理森議長が仲裁案を示したことを受け、野党も一定の理解を示して採決に応じ、賛成多数で可決、参院に送付した。

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