経験・実績を「リアルな数字でアピールする」
では、実際に30代で転職活動をする際、何がポイントになるのか。板倉氏は、20代までと比べて「実績」が重視されることをあげる。
「1つの業界や職種で積んできた経験・実績を重視されますので、これらをリアルな数字でアピールすることが大事です。
『営業の同期の中で2番の成績だった』といったことをアピールしたい時は、母数を示さないといけません。5人中2位と、100人中2位とでは評価が変わります。期間も、1四半期だけだったか1年通期での成績だったかということを、背伸びせずに伝えましょう。説明能力も非常に見られています。
失敗しやすい例としては、自分の能力が発揮できなかった理由を、会社・上司・環境といった周囲に求めることです。あまり多いとネガティブに取られます。
30代であれば会社で一定の経験も積み、それなりに発言権もあるはずですよね。周囲の問題があったとしても、それに対して自分がどのように対応し、解決してきたかという経験を話すべきです」