「ENEOS」運営企業に聞いてみた
おそら。さんの投稿にはガソリンスタンドのスタッフ経験者と思われるユーザーから、以下のようなリプライ(返信)が寄せられている。
「呼んでくれれば対応いたします」
「心置きなく『呼び出しボタン』を押してください」
「ハザードランプでお知らせくださいって看板立ててる店もあったりする」
一般社団法人日本エネルギー経済研究所「石油情報センター」の発表資料によれば、2018年3月末において、ガソリンスタンドのセルフ化率は32.3%。地域によって差はあるが、最も高い神奈川県では48.9%と約半数を占める。
J-CASTニュースは18年11月27日、全国に1万か所以上の「ENEOS SS(サービスステーション)」を持つことで知られる「JXTGエネルギー」を取材した。
広報担当者にガソリンスタンド全体における障害者対応について聞くと、
「2016年4月施行の障がい者差別解消法に基づき、障がいのあるお客様への対応方針を定めており、ポスター配布や毎年発行するリテールサポートガイドへの掲載、また『eラーニング』を通して、系列SSへの啓発を行っている」
「高齢者や障がい者等が円滑に利用できるように、バリアフリーに配慮した施設づくりを過去から目指しており、(編注:当社が設置する)新設・全面改造SSにおいては、セールスルームにスロープや自動ドア、車いす用トイレの設置を進めている」
との回答だった。特にセルフ式ガソリンスタンドにおいては、
「(編注:スタッフに対して)障がい者の方から要望があった場合には、安全に配慮しつつ給油に協力することをお願いしている」
といった対応をしているとのことだ。