思わず「寂しいね、それは」
ただ、ドラフトで獲得した選手は即戦力ではなく、あくまでも将来のレギュラー候補で、肝心の野手の補強に関してはまだ手付かずの状態にある。
ジョンソン投手に続いて西投手が加入すれば、先発、リリーフと投手陣は厚みを増し、安定感が出ることは間違いないだろう。その一方で今季、貧打に泣いた野手陣の補強の遅れにファンから不安の声が上がっている。
2018年シーズンのベストナイン、投打の記録表彰など1軍表彰の対象選手がいないのは、12球団で阪神だけで、改めて補強の必要性が問われる結果となった。27日に都内ホテルで行われた「NPB AWARDS 2018 supported by リポビタンD」のファーム表彰式に出席した矢野燿大監督は思わず「寂しいね、それは」とこぼした。
西投手とビヤヌエバ選手に関して、場外でのドタバタ劇に巻き込まれた感のある阪神だが、西投手獲得へ向けての方針にブレはない。まずは西投手の獲得が最優先事項となるが、これと同時並行で野手陣の補強が急務となる。