ボクシングへのリスペクト
2007年10月に行われたボクシングのWBC世界フライ級タイトルマッチ、内藤大助VS亀田大毅戦においても、勝谷さんは強烈な亀田批判を繰り返した。
この試合で王者・内藤氏に対して挑戦者・亀田大毅氏が反則を繰り返し、大差の判定負けを喫した。ここで問題となったのは、大毅氏の反則行為が、父・史郎氏と長男・興毅氏の指示によるものだったこと。
勝谷さんはこの反則行為に憤慨し、コメンテーターを務めていたテレビのワイドショー番組で「ファイトマネーはやるからボクシング界から出ていってほしい。史郎さんが出ていけば、いい選手になると思う」と痛烈に批判した。
勝谷さんはかつてボクシングを「究極のスポーツ」と称していた。ボクシングはリング上で殴り合う限りは傷害罪などの罪には問われない。だからこそ厳格なルールがある。この持論に反する亀田家の行為に忸怩たる思いがあったという。
自身の経験を通じて得た、ボクシングというスポーツに対するリスペクトの気持ち。勝谷さんの口から発せられた数々の強烈なカウンターは、この思いがあってのことだったと思う。
(J-CASTニュース編集部 木村直樹)