「現時点で決断していることは何一つありません」―。プロ野球団「オリックス・バファローズ」から国内FA(フリーエージェント)権を行使し、動向が注目されている西勇輝投手(28)が、自身に関する一部報道をブログで否定した。
西投手については、サンケイスポーツが2018年11月28日付の朝刊で、阪神タイガースへの入団を決断したと報道していた。
「本当に自問自答しています」
「本当に自問自答しています。一度きりのプロ野球人生なので...。ここからまた家族やお世話になった方々と相談し、自分の進むべき道を決めていきます」
28日朝8時46分に更新されたブログの中で、西投手は自身にオファーを提示した球団と、10年所属したオリックスへの感謝を述べた上で、悩める胸中を吐露した。西投手をめぐっては、阪神のほか、福岡ソフトバンクホークス、横浜DeNAベイスターズが獲得を目指しており、現所属のオリックスも「宣言残留」を認めている状況だ。
今後については
「僕の中で答えを出し、決断することができれば、しっかりとした形で記事でもブログでもご報告させていただきたいと思います」
と話している。
西投手のブログを受け、インターネットの匿名掲示板では「これで阪神は無くなったな」「決まってるけど報道向けにそう言ってるだけ」と意見がわかれている。西投手は12月6日にオリックスの後輩、澤田圭佑投手と山岡泰輔投手と大阪府内でチャリティートークイベントを開催する予定だ。決断はこれ以降になるのではないかと予想する声もある。