「こんにちは」に込められた意味は
この曲の特徴は、35回も繰り返される「こんにちは」だ。島田さんは2001年3月14日付の毎日新聞(大阪版)で、作詞した時のことをこう振り返っている。
「誰でも仲良くなれる言葉はないか、老若男女問わずに日本人、外国人に通じる言葉......。やっとひらめいた言葉が『こんにちは』だったんです。それも締め切りの前日でした。使い古されたあいさつ語ですが、この言葉こそ、天候や時間に左右されることのない言葉だと確信しましたから、その夜は徹夜して2編つくりました」
それからのことは言うまでもない。1970年万博の機運を盛り立てるだけでなく、三波さんも自らの代表曲として、「東京五輪音頭」とともに2001年の死去まで歌い続けてきた。そして今回、ふたたび大阪万博が行われることになり、ツイッターではこんな反応が出ている。
「一日中頭の中でリピートしてる笑」
「三波春夫をこんなに聞く日が来るとは」
「息子がすっかり気にいって熱唱してるw」