2018年11月24日、ラグビー日本代表が、来年W杯初戦で対戦するロシアに辛勝した。
「これが本番じゃなくて良かった」
日本代表「不動の1番」稲垣啓太選手は試合後、そう漏らしたと、一部メディアが報じている。
世界ランク「格下」のロシアに、あわや...
32―27。来年、W杯開催初戦で、すでに対戦することが決まっているロシア戦。その相手に、勝つには勝った。しかし、試合は不満が残る内容となってしまった。前半から、相手の大型FW(フォワード)に押し込まれ、ターンオーバー(相手にボールを奪われてしまうプレー)や、ペナルティを再三にわたって犯した。
前半は10-22。後半、体格に勝る相手をパスやキックで振り回し、ようやく逆転へとこぎ着けた。
日本代表を率いるジェイミー・ジョセフHC(ヘッドコーチ)は
「ロシアはあまり知られていないチームであり、『謎の多い』チーム。明らかになったのは、非常にフィジカルで、大きく、強く、決心が固いチームだということだ」
と印象を語った。
また、日本代表の韋駄天、11番WTB(ウイング)の福岡賢樹選手は
「相手が自分たちのやりたいことを徹底するという部分で、その勢いに押されてしまったと思う。来年、またロシア代表と対戦する際には、(試合の)入りから自分たちの形をやり通す必要性はあると思うし、後半のいい流れというのを、試合の最初からうまくできるようにすることと、試合の中で修正する力は必要だと思う」
とコメントしている。