「話がなんか噛み合ってない」
ルメール大臣の発言を巡っては、日経新聞も26日未明、仏メディアBFMTVの報道を伝える形で、ルノーと日産の連合トップは「ルノー会長が務めるのが望ましいとの考えを(25日に)語った」と報じている。さらに、「(ルメール大臣が)『ガバナンス体制の基本は変えないということを、(22日に会談した)世耕弘成経済産業相と合意した』と語った」とも伝えた。
先の記事にもあった、世耕・ルメール大臣の22日のパリでの会談内容については、経産省が23日、「共同プレスリリース(仮訳)」を公表しており、関係する箇所は
「両大臣は、(20日に出した共同プレスリリースの内容)すなわち、日本政府とフランス政府は、日産・ルノーのアライアンスに対して、また、協力関係を維持していくという彼らの共通の意志に対して、強力にサポートすることを再確認しました」
となっている。
26日のニュース報道をうけ、ツイッターでは
「話がなんか噛み合ってない」
として、先の日経記事と読売記事を紹介する人や、
「日本政府はどこまでお人好しなんだよ。フランス政府はもう介入してるんじゃないか」
とツッコミを入れる人もいた。また、特に「日仏政府は口挟まず」報道に対し、
「仏政府が口挟まないわけは無い」
「フランスはルノー筆頭株主だから口を出す」
として、世耕大臣の認識の甘さを批判する声も見受けられた。