「空耳アワー」を辞書化し続けて22年 同人誌作者は「コーナー存続の危機」をどう思ったか

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「ジャニスさんのようなレンタル屋さんが近くにあれば」

   取材に応じてくれた所長によれば、「空耳アワー辞典」は「大好きな空耳アワーをデータ化し全てを網羅したい欲」という理由で制作、コミケで頒布しているという。

   「空耳アワー辞典」は、空耳アワーで採用された作品を各アーティスト名の五十音順に並べ、「収録アルバム名」「アルバムのレコード番号」「曲名」「空耳」「番組での評価」「CDのTIME(空耳が聞こえる場所)」等の情報を辞典形式に編集したもの。「CDのTIME」を調べるためには採用された曲をすべて聴く必要がある。しかし、空耳アワー研究所は地方にあるため、ジャニスを利用したことがない。

「私(所長)と研究員の1人が所有している洋楽CDを合わせて1万枚強あるのですが、ジャンルが偏っている為か網羅できません。空耳が収録されているCDを持っていない場合は、購入したり、配信サイトでダウンロードしたり、どちらにもない場合はオークションで落札したりし調達していました。ジャニスさんのようなオールジャンルのCDを大量に扱うレンタル屋さんが近くにあれば良かったのですが、地方ではそれが利用できませんでした」

   所長はジャニスの存在、および閉店については16日の放送で知ったといい、

「非常に残念で寂しい気持ちです。近年のIT技術の進歩によりSpotify、Amazon Music Unlimited、Apple Music、Google Play Music等の配信サービスが登場したことで、その役目を終えたのかもしれませんね。しかし世の中には配信されていないレアなCD音源もたくさん存在するので、ジャニスさんに置き換わるものは存在しないと思っています。なので閉店するということはかなり残念です。何はともあれ今まで長い間『空耳アワー』を縁の下で支えていただきありがとうございましたと言いたいです」

と、語った。

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