介護は「単純労働」? メディアの呼称に不快感続出、法務省の見解は

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   政府が「単純労働」の外国人を受け入れる方針を決めたとの報道について、介護などの関係者が「単純労働」と決めつけられたと、ツイッターなどで不快感を露わにしている。

   専門性があるとされた医師や弁護士とどう違うのか、といった疑問が背景にあるようだ。一体、なぜ介護などが「単純労働」呼ばわりされてしまったのか。

  • 「単純労働」呼ばわりに反感続々(写真はイメージ)
    「単純労働」呼ばわりに反感続々(写真はイメージ)
  • 「単純労働」呼ばわりに反感続々(写真はイメージ)

「単純労働」呼ばわり止めてのツイートに「いいね」5万件

   外国人労働者の受け入れを拡大する出入国管理法改正案の審議が、衆院で始まり、新たな在留資格を巡って、与野党の論戦が活発化している。

   農業、建設、介護、宿泊、造船、外食など14分野が予定されている。そんな中で、これらを「単純労働」と紹介するテレビのニュース番組がツイッター上で話題になった。新聞でも、この呼称は度々使われている。

   ある介護関係者は、「専門性」があるとした医師や弁護士などと番組内で対比されたことに怒り、自らの仕事を「単純労働」と呼ぶのを止めるようにツイッター上で訴えた。この関係者は、介護などにも「専門性」はあるとし、人手不足なのは重労働だからに過ぎないと指摘した。

   関係者のツイートは、大きな反響を集め、2018年11月21日夕現在で5万件ほども「いいね」が付いている。共感の声の方が多く、「どれも単純労働じゃなさ過ぎ」「専門資格必要だし、介護に至っては国家資格」「これはほんとに腹が立ちますね!!」などと書き込まれている。

   「単純」とは、広辞苑によると、「構造・機能・考え方などが複雑でないこと。こみいってないこと。簡単」という意味だ。実際の仕事は、単純労働の呼称とは裏腹に複雑で簡単ではないことから、反発も多かったようだ。

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