「『悪い隣人』ともうまくやっていく」のが「外交」
日韓関係悪化への危機感が比較的強いのは、世界日報と韓国経済新聞だ。世界日報は、北朝鮮への対応で日韓米の足並みが乱れるリスクを指摘し、
「国益のためには『悪い隣人』ともうまくやっていく方法を学ぶ必要である。それが外交だ」
と主張。韓国経済新聞は、日韓通貨交換(スワップ)協定の問題。協定は15年2月に終了し、再開に向けた協議は慰安婦像設置をめぐる問題で中断している。社説では、
「少女像などの問題で交渉チャンネルさえも途切れた」
「『韓国が再び通貨危機を迎えるなら、以前のように助けてくれる国があるのか』という懸念が国内外で提起されている」
などとして、スワップ協定復活のために、日韓関係のこれ以上に悪化は防ぐべきだとの立場だ。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)