還元率だけじゃ計れない?覇権の行方
確かに、国内のスマホ決済には、まだ「ナンバーワン」と言える存在が見当たらない。各社サービスが乱立して、覇権を争う過渡期にある。当然ながらそれぞれに、還元率だけでは語れない「魅力」を持っている。
加盟店の面で特徴的なのが「楽天ペイ」だ。チェーン店のラインアップは、LINE Payと大きな差はないが、こちらは個人経営の店舗でも多数使える。クーポンがウリなのが、水原希子さんのCMで知られる「Origami(オリガミ)Pay」。これまで10%引きのクーポンや、ローソンのコーヒー無料券などが配布されてきた。
QRやバーコード決済ではないものの、同じくスマホ決済サービスの「Kyash(キャッシュ)」も、消費者の側からすれば選択肢のひとつだ。ここのVisaプリペイドカードは、ほぼクレジットカード同様の使い勝手ながら、2%のキャッシュバックを得られる(一部対象外)。
これらに加えて、アマゾンジャパンの「Amazon Pay」や、NTTドコモの「d払い」など、ネットと実店舗の両方で使える決済サービスが増加している。国内・外資がシェア争いをするなか、うまく「ペイ」できて、最後に笑うのはどこか。
(J-CASTニュース編集部 城戸譲)