実は、人数は帳尻合わせられた
JALでは、19時頃にフレックストラベラーの募集を開始。最終的には20人から申し出があったため人数面ではクリアできたが、振替の対応に時間がかかるとして20時30分に欠航を決めた。JALは翌22日6時羽田発の臨時便(JL4641便)を飛ばしたが、JALで手配できたホテルは30室程度。30人程度が空港ターミナルに残って一夜を過ごすことになった。それ以外の乗客は自分でホテルを手配したり、一度帰宅したりしたとみられる。
国土交通省のまとめによると、18年4~6月に国内線10社で起きたオーバーブッキング(不足座席数)は2674席。そのうち1709人がフレックスストラベラーの募集に応じたが、それでも乗れなかった人が965人いた。全輸送人員に対する不足座席数の割合は1万人あたり1.26で、乗れなかった人の割合は0.45だった。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)