「メルトリップ」「メルペイ」など積極投資
メルカリは旅行関連の交流サイト「メルトリップ」や決算事業「メルペイ」など矢継ぎ早に新規事業への投資を行っており、人材も急速に集めつつある。
そんな新興企業がすぐ黒字になるはずないのだが、市場は悠長に待ってくれない。6月19日の上場日に今も最高値となる6000円をつけた後は、下がる一方で、10月下旬には公開価格の3000円を割り込み、30日には一時、2626円をつけるなど、含み損を抱える投資家が増えている。国内外の証券各社も8月以降、目標株価を軒並み引き下げた。
ただ、国内では質屋的なビジネスの取引減少という影響が一部で「メルカリエフェクト」と呼ばれるほど、世の中を変えつつあるのも事実。その成長力を見極めるにはもう少し時間をかける必要もありそうだ。