京浜急行電鉄の羽田空港国内線ターミナル駅が開業から丸20年を迎えた2018年11月18日、羽田空港出記念式典が行われ、PRキャラクターのお笑いコンビ、くりぃむしちゅーの2人が駅員の制服姿で登場した。
くりぃむしちゅーの2人は高校生(熊本県立済々黌<せいせいこう>高校)からの仲で、1991年に前身の「海砂利水魚」としてデビュー。京急の羽田空港駅よりも長い芸歴を誇るが、仲良くやる秘訣を聞かれて明かしたのが「思いやり」。逆に、不仲なお笑いコンビの名前も次々に暴露していた。
「誕生日プレゼントの交換とかしてますから」
羽田空港への直通乗り入れは京急にとっては悲願で、1998年11月18日に「羽田空港駅」が開業。2010年10月に「羽田空港国際線ターミナル駅」が開業したため、「羽田空港駅」は「羽田空港国内線ターミナル駅」に改称されて今に至る。
開業時は1日あたりの平均利用者数は3万4593人だったが、2017年度には9万0516人に。東京モノレールの羽田空港第1ビル駅と羽田空港第2ビル駅の利用者数の合計は5万8602人(17年度)で、京急はその1.5倍以上だ。
上田晋也さん(48)は、コンビが長く続く秘訣を
「思いやりを持って接してあげるというか...。たわいもない会話をいつもしたりとか、誕生日プレゼントの交換とかしてますから」
と説明。18年の誕生日には、有田哲平さん(47)から高級スニーカーをもらったという。一方で、
「意外とお笑いコンビって、楽屋で意外と口きかないというコンビもね...」
とも話し、「不仲グループ」を次々に暴露した。
「例えばインパルスとか、一切口聞かないなんていうコンビがいるんですけど...、我々と同世代だとTake2とかね...。『お前ら解散したら?』って...」
有田さんが
「ネプチューンも2-1に分かれてますからね」
と加勢すると、上田さんは「言うなそれは!リアルだから!」と、あわてていた。
「いえ、知りません。適当に言っただけです」
ただ、イベント後の囲み取材では、記者から
「インパルスとかは、本当に仲悪いんですか」
と聞かれ、上田さんは
「いえ、知りません。適当に言っただけです」
と、手のひらを返していた。
くりぃむしちゅーは、テツandトモ、長井秀和さん(48)に続く3代目として06年に起用され、12年にわたって京急をPRしている。起用と上田さんの長女誕生がほぼ同時期で、上田さんは
「最初は(ふるさとの)熊本に帰ったりしても分かりませんでしたが、3~4歳ぐらいから(京急の広告を見て)『あっ!お父さんだ!』って指さして...。今、下の子も小学2年生ですけど、やっぱり、つい言っちゃうんでしょうね、『あっ!お父さん!』って。周りに『ん?』って見られて多少恥ずかしい思いをしながらですけど...。子ども達としては誇らしいんでしょうね」
と、しみじみ話していた。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)