西武は2018年11月15日、今シーズン終盤戦と10月にメットライフドームで行われたパ・リーグCSで観戦チケットを転売したファンクラブ会員らを退会処分したと発表した。チケットを転売した80人以上のファンクラブ会員を入場禁処分とし、会員規約違反で退会処分した。
これまでも球団は転売行為に対して注意喚起を行ってきたが、営利目的のインターネットオークションでの転売行為が後を絶たず、今回の措置に踏み切った。今シーズンは10年ぶりのリーグ優勝を果たし、チケットを求めるファンが例年に比べ多く、オークションでは定価の5倍以上で転売されたケースも見られた。
処分受けた会員は再入会も認めず
球団は来季以降もこのような措置を取っていく意向で、今回退会処分を受けた会員の再入会は認めない方針。また、今後の対策として、購入時と同額で他の人に販売できる「リ・セール制度」の導入を検討している。
西武の「英断」にネットでは称賛の声が殺到。その中には、日本一チケットの入手が困難だといわれている広島ファンから、広島球団に向けて「改革」を求める声も多数上がった。
「広島とかも酷いけど、対策はしないのか?」
「カープファンですが、同じような対応を、何故広島ではしてくれないのか?」
「これは全球団が共有すべきことだと思う。特に広島は早急にやってもらいたいね。」
「カープファンですが、チケットだけでなく、限定グッズとかも購入即転売も多く見かける。」
広島は今月15日、2019年度カープファン倶楽部「Rosso ffffff(ロッソ・フォルティッシシシシシモ)」の単年会員1万5000人を正午から募集し、1時間以内に定員に達した。2018年からの継続会員と合わせると2019年度の会員は計5万人に達する。