ウォルト・ディズニー制作の実写映画『ダンボ』のポスターが、旭日旗を連想させるとして、韓国国内で議論となっている。
現地メディアは「韓国のネットユーザーの間で炎上している」と報じており、日本国内では「ダンボのポスターにまでケチつけるって...」といった反応が寄せられている。
旭日旗連想vsただのテント
『ダンボ』は、1941年制作の長編アニメ映画だ。サーカス団で暮らす大きな耳を持つゾウが、人気者になっていく様を描く。
2019年3月29日には、日本とアメリカで実写映画化が予定されており、映画『シザーハンズ』などで知られるティム・バートン監督が指揮を執る。
18年11月15日には映画のポスターが披露されたものの、韓国のインターネットユーザーから批判が上がっているという。
放射状に広がる赤と白のデザインが「旭日旗」を連想させるとして、韓国大手紙の「中央日報」(ウェブ版)は11月16日付記事で、「韓国のネットユーザーの間で炎上している」と伝えた。
韓国経済新聞(ウェブ版)も同日の記事で、ポスターのデザインがただのサーカス小屋に過ぎないのか、それとも旭日旗を連想させてしまうかについて議論となっているとしている。
和田議員「綺麗なポスターだと思います」
旭日旗をめぐっては、旧日本軍で軍旗などとして用いられたこともあり、主に韓国などから批判を集めることが少なくない。
米大リーグ・ドジャースの前田健太投手が17年7月、SNSへ投稿した画像に「旭日旗」が写っていたため、韓国のネットユーザーから批判が相次ぐ騒ぎに。
平昌冬季オリンピック期間中には、フリースタイルスキー・モーグル男子の西伸幸選手が、旭日旗を連想させるデザインのニット帽を被っていたとし、謝罪に追い込まれた。
今回の「ダンボ」騒動について、お笑いコンビ「ラフ・コントロール」の重岡謙作さんはツイッターで「ダンボのポスターにまでケチつけるって当たり屋だよ」などとコメント。自民党の和田政宗参院議員は「綺麗なポスターだと思います」とツイートしている。