元AKB48の高橋みなみさん(27)が2018年11月10日にツイッターやインスタグラムにアップした自撮り写真がネット上で話題だ。
「髪良い色!」と喜ぶ高橋さんがアップしたのは、赤みがかったブラウン系の色に染められた自身の髪を指でつまみながら撮影した自撮り写真。向かって左側に首を傾げつつ表情を決める高橋さんの顔が写っているが、高橋さんの顎はいつになくホッソリしており、シャベルの先のように尖っている。
ファンからは愛あるツッコミが殺到
本来の高橋さんの容姿とはずいぶんと異なる1枚に対し、ファンからは「顎どーなってる?さすがに加工だよね?」「高みなこの加工はあかん」など、高橋さんが画像を加工したとの指摘が続々。「時空歪みすぎw そのまんまのたかみながいい」「加工する必要ないし加工したら返って品が無くなる」など、普段の姿こそ素晴らしいとする意見が大勢を占めているが、その一方で、「可愛い」「みなみちゃんキレイ~」とする書き込みも一定数みられる。
「ロケットニュース24」などのネットメディアからも、その違和感を「イジる」記事が出た。
高橋さんの今回の写真には愛あるツッコミが殺到しているが、高橋さんに限らず、過度な画像加工を行っていると指摘されてしまう女性芸能人は多い。加工を疑う声が殺到することが見込まれるにもかかわらず写真をアップしてしまう女性芸能人の心理について、経営コンサルタントで心理学者の鈴木丈織氏は以下のように指摘する。
やっかいな「虚像でも許される」の心理
「バレバレの加工写真のアップにウケ狙いの要素がないとはいいません。ただ、芸能活動とは本来、虚実を交えながら行っていくもので、芸能人としての活動期間が長ければ長いほど、嫌でも『虚像』が身にまとわりつきます。高橋さんはすでにAKB在籍時を含めキャリアが長いですから、『虚像でも許される』という意識が、わずかながらにでも芽生えてしまっているのではないでしょうか。ただ、この意識は芸能人をやる上では飛躍のための原動力にもなるので、バランスが難しいところです」
また、その虚像は芸能人本人の自己認識に強烈な影響をもたらすとも指摘する。
「『こういう姿でありたい』と思うその姿を、『ファンも望んでいる』と錯覚してしまうのです。『加工なんかしないで等身大のあなたで』とのファンの思いがなかなか届かないのはこのためです。ゆえに、写真をアップする際には『批判よりも歓声の方が多いはずだ』と思っているはずです。その結果、加工の度合いがきつくなってしまうのです」
芸能人自身が望む姿とファンが芸能人に望む姿は、必ずしも一致するとは限らないようだ。
(J-CASTニュ-ス編集部 坂下朋永)