「(大臣就任時、本人は)パソコンを使っていましたか?」
桜田五輪相は、政府サイバーセキュリティ戦略本部(本部長・菅義偉官房長官)の副本部長を務めており、「(同)戦略本部に関する事務を担当する国務大臣」だ。メディアにより表現はさまざまで、「サイバーセキュリティ基本法改正案を担当する桜田五輪相」(朝日新聞)、「サイバーセキュリティ(ー)担当を兼務」(毎日新聞)などとなっている。
なお、桜田氏の国会答弁にあった「25歳の時から独立」に関して、氏の公式サイト「プロフィール」で確認してみると、26歳頃に「桜田建設(株)創立」とある。社名から類推する範囲では、サイバーセキュリティ分野とは直接は関係なさそうだ。
今回の国会答弁でにわかに注目された、サイバーセキュリティを担当(兼務)する大臣と、自身のパソコン利用の有無の関係。先任の大臣たちはどうだったのか。J-CASTニュースは15日昼過ぎ、前任、前々任、前々々任の3人の元大臣の事務所に「(大臣就任時、本人は)パソコンを使っていましたか?」などと尋ねる質問状をファクスで送った。
3人とも当時、五輪相と兼務していた。全員、自民党だ。前任から順に、鈴木俊一・衆院議員(65)、丸川珠代・参院議員(47)、遠藤利明・衆院議員(68)。
回答期限の16日夕までに、3議員側から回答はなかった。
元テレビ朝日アナウンサーとしても知られる丸川議員については、政界のある関係者は「本人がパソコンを使ってるかって?使ってるよ」と語った。