「うがいをさせてほしい」「飲んでいない」 JAL飲酒パイロット「拘束」までの生々しすぎる一部始終

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「今回のことを考えると、過去にもあった可能性がある」

   機長2人と副操縦士はそのまま打ち合わせを終え、羽田行きの機内へ。そこに保安担当者が踏み込んだ。機長が応対し、呼び出されていることを副操縦士に伝えると、

「酒は飲んでいない。マウスウォッシュによるものだ。うがいをさせてほしい」

と大声を出したという。

   この副操縦士は腰痛持ちで、それが一因で機長昇格に向けたプロセスを中断したことがあったという。進氏は、飲酒の原因を

「それで少し悩んでいたのかもしれない」

と推測する一方で、

「今回のことを考えると、過去にもあった可能性がある」

とも話し、過去にも検査をすり抜けて乗務した事案があった可能性に言及した。

   今後は、飲酒禁止の期間を12時間前から24時間前に拡大し、国内・海外の滞在地でも飲酒を禁止する。海外の空港にも新型の検知器を配備し、パイロット以外にも地上スタッフを立ち会わせるなどの対策を進める。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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