人気番組「世界の果てまでイッテQ!」の祭り関連企画で「やらせ」指摘が出ている問題で、日本テレビの大久保好男社長が「疑念を生んだ」として謝罪した。
民放の他局が夕方のニュース番組で「速報」として流すなか、日本テレビの夕方ニュース番組はどう対応したのか。
民放4局中、最も早かったのはTBS「Nスタ」
2018年11月15日、民放4局中、最も早い時間に「速報」を流したのは「Nスタ」(TBS系、15時49分~)。16時47分ごろ、「速報 『イッテQ』"やらせ"疑惑報道 社長謝罪『全て日テレが責任負う』」とテロップを出して報じた。
大久保社長が、自身が会長を務める日本民間放送連盟(民放連)の記者会見でこの問題に触れ、
「企画について疑念を生み、ご心配をおかけする事態となった。申し訳なく思っております」
「多くの関係者のみなさんにお詫びを申し上げます」
などと謝罪する会見映像と音声も使って紹介した。
その後、別ニュースに移ったあと、18時前に再度取り上げ、今度は問題となったタイ現地での映像も交えながら、大久保社長の会見映像をここでも使って報じた。大まかに計算すると、計約5分20秒間にわたり伝えた。
次は「プライムニュース(イブニング)」(フジテレビ系、16時50分~)が、17時6分ごろ、「NEXT(次)」のニュース予告として、大久保社長の映像を流し、CM明けの11分ごろに女子アナが「速報です」と告げて、会見の模様を流した。その後、18時すぎに再度取り上げた。計約2分40秒。
「スーパーJチャンネル」(テレビ朝日系、16時50分~)は、17時19分ごろに「速報」のテロップを使って「日本テレビ社長が謝罪」と伝えた。やはり、時間を置き18時前にまた紹介した。社長会見映像・音声を使っている。計約2分55秒。