元女優・高樹沙耶さんが、2018年11月13日、自身のツイッターを更新。7日に放送されたテレビ朝日系人気ドラマ「相棒」(水曜・午後9時)について言及した。
ツイートは、ドラマ内で登場した薬物依存症の女性「シャブ山シャブ子(=役・江藤あやさん)」についてで、その内容が物議をかもしている。
「病に苦しみ大麻の真実を知った人からしたら大罪」
重度の薬物中毒の女性「シャブ山シャブ子」は、7日に放送された「相棒」第4話に登場。公園で電話をしている刑事をハンマーで撲殺し、取調室で「シャブ山シャブ子で~す。17歳で~す」などと絶叫する奇怪なキャラクターを、ツイッターなどに取り上げられるなど大きな話題となった。
これに対し、高樹さんは「シャブ山シャブ子」に関するニュースをツイッターに貼り付けた上で
「ドラマや映画はあくまでフィクションなので誇張を悪として俳優や製作者を責めるのもどうかと思いますが、情報番組や"ダメ絶対だめキャンペーン"での大麻についての報道は、病に苦しみ大麻の真実を知った人からしたら大罪だ」
とコメントした。
続けて
「そして日本の薬物に関する向き合い方は先進国と言い難い」
ともコメントしている。
高樹さんは「医療大麻の解禁」を訴えて、16年の参院選に出馬。その後、大麻取締法違反(所持)で逮捕され、昨年4月に懲役1年、執行猶予3年の有罪判決を受けている。
モーリー・ロバートソン氏「身体も精神も蝕まれる」と苦言
ツイッター上では賛成派、反対派がつぶやく中、注目すべきは、文化人として活動中のモーリー・ロバートソン氏の発言だ。
同氏は、高樹さんのツイートにコメントし、
「大麻はなぜダメなのか? 身体も精神も蝕まれる大麻。それなのにカナダでは完全合法化って、いったいどういうこと?」
とコメント。今年10月17日、先進国として初めて「大麻合法化」の決定を下したカナダ政府に対して異議を唱え、高樹さんのツイッターにも一石を投じている。
奇しくも、高樹さんはドラマ「相棒」で、杉下右京役・水谷豊さんの「別れた妻」で、居酒屋の女将を演じていたことがある。そこにきて「シャブ山シャブ子」の話題だ。
「細かいところまで気になってしまうのが、僕の悪い癖でしてねぇ...」
が口癖の右京さんは、一体、どう感じているのだろうか。