死去の成田賢さん「不屈」の歌手人生 病、ケガ、死亡説も...26年のブランク乗り越え再起

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転倒事故で「立っていられない」状態に

   一方で、その活動はさまざまなアクシデントとの戦いでもあった。

   ビーバーズ解散直後には肺結核を患い休養を余儀なくされ、またソロ歌手としての活躍のさなかに、バイクでの転倒事故で首を痛めてしまう。読売新聞(東京版、2008年7月13日付朝刊)の取材では、当時をこう振り返っている。

「痛みで立っていられず、眠れない。歌えなくなるし、指が曲がらずギターも弾けない。でも外傷がないから、怠けているようにしかみえないんです」

   歌手としては一線を退き、さまざまな仕事を転々とした。上記の記事によれば「消えた歌手」として、一時は死亡説まで流れたという。しかし2007年、イベント「アニメジャパンフェスティバル」でカムバックを果たす。26年ぶりのステージでファンを沸かせ、同じ年にはベストアルバムもリリースした。

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