お笑いコンビ「トレンディエンジェル」の斎藤司さん(39)が、交流もある韓国のボーイズグループ「防弾少年団(BTS)」について、テレビ出演で思いを語った。
原爆Tシャツ騒動がくすぶる中、ツイッター上では、その言葉に救われたと、ファンから感謝の言葉が次々に書き込まれている。
「分かってくれてる」「あなたの優しさに涙が...」
斎藤さんは2018年11月12日、今回の騒動を取り上げたフジテレビ系「直撃LIVE グッディ!」への出演で、これまでの交流について聞かれた。これに対し、何度か仕事をしたことがあると明かし、BTSのことをこう紹介した。
「パフォーマンスとかも、もちろん歌とかもすばらしいし、本当に世界に向けた今までの人たちとは違うような感じのパフォーマンスをされている」
そして、メンバーの人柄については、こう語った。
「個人個人も、なんか本当に若いし、人懐っこいし、なんて言うんですかね、本当に日本語も上手だし、ああ好きなんだな日本のことみたいに、僕は個人的には感じたんです」
このことから、今回の騒動について、斎藤さんは首をひねった。
「だから、いまいちこのTシャツ云々がなぜこういうことになってしまったのか、というのが僕もよく分からないし、これがまた音楽と政治みたいのが一緒になってしまうっていうのが、すごくもったいないなとは僕は思いますけどね」
このテレビ発言が報じられると、ツイッター上などでは、ファンらが次々に記事を引用して、喜びを爆発させた。
「よく言ってくれた!!」「斎藤さんは分かってくれてる」「とても胸に響いた」「あなたの優しさに涙が...」
共演きっかけ交流、ラジオ出演も
こうした感謝の書き込みは、「#斎藤さんありがとう」「#斎藤さんに救われた」といったハッシュタグ付きで続々寄せられている。
トレンディエンジェルは、2016年に東京で行われたBTSのファンミーティングに出演してから、BTSと交流を続けている。斎藤司さんのインスタグラムなどでは、来日したBTSメンバーがトレンディエンジェルのラジオ番組に出演したときに一緒に撮った写真などがアップされている。
ファンらは、こうした写真を次々に紹介するとともに、批判的なニュースを流すメディアに対し、メンバーのことを分かっておらず信用できないと不満を漏らしていた。
とはいえ、ネット上では、BTSへの批判の声は依然大きく、斎藤さんのテレビ発言については、疑問視する向きも多い。
「人懐こくて日本語が上手だから悪意がなかったとでも?」「下手に擁護しないほうがいいと思うけど」「相手を思うからこそ、厳しい意見を言うべき」などと書き込まれている。
また、BTSのファンに対しても、「目を覚ましたほうがいい」「好きだからそれを擁護するのも変だよ」といった指摘が出ていた。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)