ドコモでも、ソフバンでもなく「KDDI」だった理由 楽天連携の背景を読む

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ドコモはdポイント拡大中、ソフバンは非通信主力

   一方、楽天は、通信ネットワークを借り受けるローミング協定を締結。東京23区、大阪市、名古屋市を除く、全国エリアでKDDIの通信ネットワークを使う。契約期限は2026年3月末。それまでに楽天は自前で基地局を整備し、順次切り替えていく。

   楽天の参入決定以来、組む既存事業者はどこか、高い関心を集めた。NTTドコモが最有力だとみる業界関係者は多かったが、ドコモは既に「dポイント」を中心に非通信事業を拡大している。ソフトバンクグループは、非通信事業が主力となっており、楽天から吸収できるノウハウはない。最も相乗効果がありそうなのが、KDDIとの組み合わせだった。通信会社の勢力図が将来どうなるのか、今回の提携が大きく影響しそうだ。

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