最高値が大阪・堺で690円、最安値が茨城・水戸で433円
ツイッターで挙げられた意見で特徴的だったのは「地域差」だ。都会に比べ、地方でラーメン800円は「高い」とする声が散見された。
「私の地元福岡では高い」
「東海地方民はスガキヤ基準だから高く感じる」
「仮に青森のラーメンが800円だとすると、最低賃金より高いことに。(中略)東京は985円。東京でもそんなにするラーメンってあんまりないので、地方の方がやっぱりラーメン高いと思う」
先述したJタウンネットのアンケートでは、ラーメンに払える上限が最も高かったのは沖縄県で941円、次いで奈良県が939円、島根県が900円。最も低いのは大分県で629円、次いで佐賀県が640円、上記のツイートにも挙げられる豚骨ラーメンの本場・福岡県は664円と、九州地方の上限が低めだった。
では、実際の価格はどうなのか。総務省統計局の「小売物価統計調査」によれば、全国81都市における2017年1月~12月の「中華そば(外食)」(ラーメン、しょう油味 ※豚骨しょう油味含む)の平均価格は、最高値が大阪・堺で690円、最安値が茨城・水戸で433円だった。地域差は最大257円ということになる。
東京都区部は566円で、全国平均の約571円(各都市の平均額の総額÷81)に比べると、やや高いとはいえど、ほぼ同額だった。