蓮舫氏のツイートは...
この問題は、7日にあった参院予算委員会の理事会でも取り上げられ、自民党側も「事前通告はあった」と認めた。これを受け、メディア記事(ウェブ版)の中には「『質問通告あった』一転謝罪へ ちぐはぐ答弁 桜田五輪担当相」(FNN=フジテレビ系、7日)、「事前通告あったと判明、桜田大臣が9日に謝罪へ」(TBS、8日)と、「謝罪」を見出しにとって伝えるところも出た。
そして先の9日の会見となる。桜田大臣は、前言の「撤回」を宣言したあと、記者の質問に対し、
「通告は(略)具体的な内容がなく、(議員側への)問い合わせは不可とされたため、役所も十分な問い合わせができなかったのでは」
と答えた。また、会見の最後まで「謝罪はしなかった」(共同通信、毎日新聞など)。
話を総合すると、事前通告は届いていたため、「全然、通告なし」発言は撤回するものの、その通告は「具体的な内容がなく」、また「問い合わせ不可」とされていたことも合わせ、「謝罪はせず」との判断に至ったようだ。十分な答弁が行えなかった責任は、議員側にもあると言いたげな対応とも言えそうだ。
今回の「謝罪なき撤回」で事は収束するのか。蓮舫氏ツイッターをみると、9日16時30分現在、桜田大臣が9日会見で、また「れんぽう」と読み方を間違ったことを受け、2回の関連ツイートを行っているが、それ以上の言及は見当たらない。