城所の加入でセンターライン固定へ
これを踏まえ、今年のドラフトでは1位に大阪ガスの近本光司外野手、2位には遊撃手の小幡竜平内野手(延岡学園高)、3位も遊撃手の木浪聖也内野手(Honda)を獲得。これは将来のセンターラインを見据えてのものだが、センターライン固定の即戦力として城所外野手の調査に乗り出した。
城所外野手は俊足と強肩が武器の中堅手。選手層の厚いソフトバンクでは今シーズン41試合に出場し、守備固め、代走での起用が多かったが、阪神の球団関係者は、守備範囲に不安を残す両翼のベテラン、糸井嘉男外野手と福留孝介外野手を十分にカバーするだけの力はあると見ている。
2018年の年俸は寺原投手が4500万円(推定)、城所外野手は4000万円(推定)と、高額年俸を誇るソフトバンクにおいては低めで、獲得に動くにあたり大きな支障はなさそうだ。
西勇輝投手に4年20億円の大型契約を用意しているとの報道にもあるように、今後FA、新外国人の補強に費やすための原資を確保しておくためにも、ここでの金額は抑えたいところ。