女優の新垣結衣さん(30)が主演するドラマ「獣になれない私たち」(日本テレビ系)の第5話について、「戦慄のシーンがあった」と視聴者の間で話題だ。
同作はドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)を手がけた脚本家の野木亜紀子さんのオリジナル脚本のドラマで、ダブル主演をガッキーこと新垣さんと俳優の松田龍平さん(35)が務めている。2018年11月7日に放送された第5話では、新垣さん演じる主人公・深海晶が、恋人・京谷の家に居候を続ける元交際相手の元を訪れ、退去する意志はあるか否かを尋ねるなど物語が大きく動いたが、その一方で、主人公が仕事を淡々とこなすシーンの演出が視聴者の耳目を引いた。
2分半にわたり鼻歌が流れ続ける
番組中盤では、晶が以前にも増して感情を押し殺して仕事に邁進する姿を描写。「表面的には」社会人として望ましいように振る舞う晶を描くシーンだったが、そのシーンにBGMとして挿入されたのが、新垣さんの鼻歌「幸せなら手をたたこう」だった。
突然のリスケジューリングにも嫌な顔一つせず応じ、社長からは「理想の部下に近付いた」と評されるなど、「嫌がる」という感情を失ったかのような晶。淡々としたシーンに重ねられた新垣さんの鼻歌は、主人公のこれまた淡々とした表情と重なり、やや奇抜な演出であるにもかかわらず妙なフィット感を維持。新垣さんの鼻歌は晶の仕事シーンが終わるまでの2分半にわたってテレビから流れ続けた。
この演出に対し、ネット上には「鼻歌まじこわい」「晶さんの鼻歌がホラー。ザワザワした」など、当該シーンに恐怖したとの書き込みがネット上に噴出。「晶が少しずつ少しずつ壊れていく」と、主人公の精神状態の危機を感じたとする意見のほか、「私も鼻歌歌いながら無感情に仕事してるときある」と、普段の自分の危うい行動に気付いたとする声もある。